本日7月8日はみなさんご存知の「質屋の日」。個人向け資金調達の手段が増えた現代でも質屋業は健在です。質屋はお客様の動産を担保にお金を貸す商売です。従いまして、一般的にキャッシングやカードローン等で必要になる個人信用調査は一切ございません。従いまして、お客様の信用情報がネットワークで共有される事もございません。質屋は現金の賃借を利用者目線で行える安全な方法の一つです。
「質屋」と言う商売は、質屋営業法と言う特別な法律にて利用者優先で法整備されております。よく質屋側が「安心です」と言うのは何が安心かと言うと、取り立てや催促を質屋営業法が禁止しているからなのです。一般的に借りたお金を返済出来なかった場合は厳しい取り立てがあり、裁判沙汰になる事も珍しくありません。しかし質屋の場合は「担保にお預かりした動産を市場に売却して、その貸金の弁済に充てる事で貸金を回収しなさい」と法律が決めているんですね。
すなわち、お客様が1万円を質屋から借りて期限内に返済出来ない場合も、期限到来と共に法的に債務は帳消しとなり、質屋は預かりたる動産(所謂質草)を売却する事で1万円を回収しますので、取り立てや催促をされる心配なく、安心して用立て出来るというシステムなのです。
少額の用立てで信用情報を毀損するよりも質屋で安全に借りると言う手段を万が一の際に思い出して頂けましたら幸いです。ご利用の際は最寄りの「全国質屋組合連合会」加盟店をお尋ねください。