テレビでも度々見られる描写です。条件さえ整えば取り戻せますが、基本的には折半になる場合が多いようです。まず無償で取り戻すには、被害時に警察機関に盗難届けを提出している事、また自分の所有物である事を証明できる事が重要です。前者の例では、例えば被害後1年程経過して、店頭で発見後に盗難届を出した場合ですと受け入れられない場合がありますし、後者の場合はシリアルナンバーの入った保証書やレシートがないと、受け入れられない場合があります。
両方の条件が整えば、警察機関を通して無償で取り戻せる可能性がありますが、質屋さんも盗品である事を知らずに取り扱った場合は、質屋さんに否がありませんので(これを「善意の第三者」と言います)ある程度折半で取り戻す事になるでしょう。
通常の手続きを通して盗品をお返しする場合は手続きにそれなりの時間がかかる場合がある事をご了承下さい。その盗品が間違いなくお客様の持ち物である事を証明できなければなりませんので、普段よりお持ちの品のシリアル番号など固有の特徴について説明できる資料を保管しておくといざという場合役に立ちますが、普通そこまでする人はまずいらっしゃらないのもまた現実です。